【コラム】傾いた組織を立て直すには
傾いた組織を立て直すには
先日東京・中日新聞さんの取材を受けました。
政治部からの取材依頼です。
テーマは
“傾いた組織を立て直すには”
組織論やリーダー論の観点から
今の民主党のドタバタぶりについて話して下さいとのこと。
永田町(政府)が1つの会社だったら、
今の現状どう思いますか?
どうしたらいいでしょう?
立て直す為に必要な事は
ここ最近、メディアは政治のニュースを
多く取り上げています。
領土問題、経済対策、ビデを流出問題…などなど、
課題は山積み状態です。
私は政治の専門家でもありませんし、
どこかの党を特別支持もしていません。
ただ、永田町(政府)が1つの会社だったら、
菅さんは社長(リーダー)です。
会社に置き換えると
小沢さんは扱いにくい年上部下?!
流出問題は、内部氾濫?!
マニュフェストの2転3転ぶりは、事業計画失敗?!
支持率は低下、危険水域まできました。
この傾いた組織、どんな風に立て直せばいいでしょうか?
傾いた組織を立て直すには
いろんな角度からのアプローチがありますが、
まずしなければならないのは、
リーダーがビジョンをしっかり語ることです。
今から組織はどっちの方向に向かっていくのか?
リーダーの口から、
リーダーの言葉で
はっきり聞きたいのです。
(メモ見ながら言われては不安になりますよね…)
1回で伝わらないかもしれませんが、
語り続けて欲しいのです。
オバマ大統領は、中間選挙の大敗原因を
「国民とのコミュニケーション不足が背景にある。
国民に政策を説明し、理解を得る点について
いつも成功してきたわけじゃない」とおっしゃっていました。
リーダーシップとは、
ビジョンをメンバー(社員)たちに語り、納得と共感を得る力
とも言えます。
その言葉にコミットして、確実に実行する。
失われた信頼は、行動、実行でしか取り戻せません。
そして、もう1つ。
傾いた組織を立て直すには
上位目的の共有が必要です。
組織の中にも政治世界のように
権力争い、派閥が起こることがあります。
これがまずいとはいいません。
組織にとって刺激になることもあります。
しかし、まずい場合もあります。
それは、
上位目的を見失ってしまう場合です。
上位目的とは、
組織が目指す最終ゴールといってもいいでしょう。
組織の永続的繁栄、顧客の幸せ、社会貢献など、
目先のゴールではなく、
もっと上のゴールです。
組織では、理念で表すことが多いですね。
上位目的が共有された組織は強いです。
どんなに意見が割れ、派閥が起こったとしても、
この上位目的さえ、共有できれいれば、
大きくずれることはありません。
激しく言い争いになったとしても、
上位目的を実現する為の議論になっていれば問題ありません。
問題なのは、この上位目的を見失い、
権力誇示、主導権争い・・・
自分の利益が目的になってしまう場合です。
そうなると、組織は空中分解してしまいます。
政治の世界に、こういう考え方が
当てはまるのかどうかはわかりません。
しかし、
政府の上位目的って何でしょう?
政治家全員、その上位目的の
共通認識を持って、今進んでいるのでしょうか?
疑問が残ります。
政治は遠い世界の話ではなく、
もしかしたら社会の縮図なのかもしれません。
他人事ではなく
身近な自分の会社で起こりうる問題でもあるのです。
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by Musee | 2011.01/01 | コミュニケーション, コミュニケーションコラム, チームワーク, 新着情報
【コラム】楽しさが成果を生む
楽しさが成果を生む
皆さんは仕事が楽しいですか?
皆さんの職場は楽しいですか?
“楽しさ”は働く人々の
やる気
創造力
行動力
生産性
主体性
チームワーク
そして成果に大きく影響を与えます。
“楽しさ”を職場に取り入れることは
ギスギス職場をニコニコ職場に変える、
コストがかからない優れた方法なんです。
楽しい職場とは・・・
「不機嫌な職場を楽しい職場に変えるチーム術」(日本能率協会マネジメントセンター)
という本を最近読みました。
職場に“楽しさ”を取り入れることで
業績向上に繋がるということを物語調で書かれた本です。
「月曜日が待ち遠しくなる組織作り」をコンセプトに
人財育成や組織活性化のお手伝いをしている
私にはとても興味深い内容でした。
よく、お客様から
「月曜日が待ち遠しくなる会社っていいよね!」という
お言葉を頂きます。
「月曜日が待ち遠しい会社であって欲しい」
「月曜日が待ち遠しくなるほど充実したい」
多くの方が、そう思っているのかもしれません、
つまらない、イヤイヤよりも
待ち遠しくなるぐらい楽しみな方がいいですよね!
しかし、
「職場に“楽しさ”って不適切じゃない?」という声も聞かれます。
“楽しさ”というと、
遊び、軽い、不真面目、不謹慎・・・というイメージがあるかもしれません。
私が思う“楽しさ”とは、不真面目に職場で遊ぶことではなくて、
働く人たちが、
常に高いモチベーションを維持し続けられるような環境作りのこと。
なぜ“楽しさ”が職場に必要なのかというと
人は感情に大きく影響される動物だからです。
「早く休みにならないかな・・・」
「会社に行くのが憂鬱だ・・・」
「仕事がつまらない・・・」
と、楽しさを感じていない、マイナスの感情を抱いている時と
「月曜日が待ち遠しい!」
「会社に行くのが楽しみだ!」
「仕事が充実している!」
と、楽しさを感じている、プラスの感情を抱いている時と
どちらがハイパフォーマーだと思いますか?
もちろん、後者です。
人は抱く感情によって、モチベーション、パフォーマンスが変わります。
プラスの感情を抱いていれば、
積極的な行動が促されハイパフォーマンスに。
マイナスの感情を抱いていれば、
モチベーションは低下、行動は消極的になり成果も小さくなるでしょう。
“不快(マイナス)を避け、快(プラス)を得る”が人間の本能です。
つまり、
“楽しさ”はプラスの感情を生みだし
積極的な行動を促すことができるのです。
この本の中では、
“職場を楽しい環境にして価値ある結果を生みだし、あらゆる面で
チームの業績を向上させる責任を持つ人物”を
わくわくマネージャーと命名されています。
わくわくマネージャーって聞いただけで楽しそうですね!
優秀なリーダーは、
部下を楽しませる能力に長けている。
これは、今までに私が出会ったリーダーに共通している点の1つです。
ユーモアセンスもですが、
充実感、達成感を与え、仕事の楽しさを教えてくれたり、
チームで働く喜び、楽しさを感じさてくれたり、
リーダーが語るビジョンにわくわくしたり・・・
常に私に“楽しさ”を与えてくれました。
部下、社員を楽しませるのに
あまりコストがかからないんですよね。
コストがかからず、効果大!
しかし、あまり
そのことは知られていないし、
“楽しい職場作り”を積極的に取り組んでいる組織は少ないように感じます。
“楽しい職場作り”は
楽しくさせるしかけ作りが必要です。
いかがでしょう、
皆さんの会社には、積極的に楽しい職場作りをしていますか?
楽しい職場にするしかけがありますか?
会社の数だけ、
働く人の数だけ、
楽しい職場にするアイデアがあると思います。
何があったら楽しいでしょう?
・おやつタイムを作り、美味しいおやつを皆で食べる
・目標達成した際は、ジュース乾杯をする
・仲間のお誕生日祝いをする
・面白い人(笑わせた人)に表彰状
・お昼休みに皆でウォーキング
・毎日仲間を褒める
・毎月席替え
・遠足
・運動会
私が思う楽しい職場を考えてみました。
どのアイデアが良くて悪いかではなく、
みんなが参加したいと思える、
みんなが楽しいと思える、
そんなアイデアがたくさん出るといいですね。
この本の中でも、“楽しい職場作り”のアイデアがたくさん載っています。
真剣だけじゃ、つまらない、
楽しいだけじゃ、物足りない、
真剣に、楽しく働くからこそやりがいが生まれる!
“楽しい職場作り”のいいアイデアが考えてみませんか?
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by Musee | 2011.01/01 | コミュニケーションコラム, チームワーク, 新着情報
【コラム】コミュニケーション力を測る
コミュニケーション力を測る
コミュニケーションは目に見えにくいもの。
自分ではコミュニケーション力が高いと思っていても
知らず知らずに、顧客を不快にさせてしまったり、
職場内でミスコミュニケーションが起こり、
機会損失をしてしまっている可能性があります。
みなさんのコミュニケーション力は
どれくらいですか?
コミュニケーションの中でも、ビジネスシーンで求められる
コミュニケーション力について問題を出して行きます。
適切と思われる解答をお選びください。
Q.1 次の表現の中には、私たちがうっかりすると陥ってしまう
問題が含まれています。これと同じ問題点を持つ文例として
ア~エの中から適切なものを選びなさい。
「今月1日に新装開店した新しいブティックに、
うちの会社が贈った花輪が飾られていました」
ア:「オンデマンドで映像クリップをゲットできます」
イ:「私たちは、今日の映画はとても面白いです」
ウ:「部長、僕的には全然OKですよ」
エ:「馬から落ちて落馬しました」
Q.2 人事課のあなたは、社員食堂の利用に関するアンケートをとり、
その集計結果を月曜日の朝までに提出するようにという指示を
課長から受けていました。
しかし、年度末近く、残業が多い時期であるため、回収率がよくありません。
あなたは、もう一度、アンケートを回収するよう社員に催促して、回収率を
上げてから集計したいと感じています。
締め切りが近づいた木曜の夕方、あなたは課長から次のように言われました。
その場合の答え方にとして、最も適切なものをア~エの中から選びなさい。
課長:「加藤さん、例の社員食堂のアンケート、集まってる?期待してるよ」
ア:「期待して頂いて恐縮です。残念ですが、締め切りに間に合いそうにありません。
集計ができていないのいで、もう少し時間を頂けないでしょうか?」
イ:「申し訳ありません。再来週の月曜日まで、もう一週間お時間を頂けないでしょうか?
年度末でアンケートの回収率がよくないので、もう一度、催促のメールを配信したいのです」
ウ:「年度末ということもあり、社員はアンケートに回答する余裕がないようです。
回収率を上げたいので、社員あてに催促をしてみるつもりです。
もう一週間あればなんとかなりそうです」
エ:「回収率がまだ5割に達していません。アンケートは10項目で大したことはないのですが、
年度末ですので忘れられている可能性があります。
もう一度、メールで催促します。締め切りを延ばして頂けないでしょうか?」
Q.3 名刺交換について述べた文として、不適切なものをア~エの中から選びなさい。
ア:立場が下の人間から先に名刺を差し出す
イ:基本的には訪問した人から先に名刺を差し出す
ウ:複数で訪問した時は、部下が先に名刺交換し、その後で上司が名刺交換する
エ:相手が複数いるときは、上司の方に先に名刺を差し出す
Q.4 下線部部分の接続詞の使い方のうち、
相手に対して失礼にあたるものをア~エの中から選びなさい。
ア:「このたびはお父様が亡くなりになり、ご愁傷さまです。
それはそうと、参列している佐藤さん、今月分のお支払いを
”"”"”"”"”"”"”
まだ、頂いていないのですがお話ししておきましょうか」
イ:「今朝、通勤途中で佐藤さんをお見かけしました。そういえば、
”"”"”"”"”"
今月の支払いをまだ頂いていなかったですよね。
後で私が電話をかけておきましょう」
ウ:「決まりました試験の日程で、まったく問題はないはずです。
それはそうと、応募者の数はどれくらいになるのか、お知らせ願えますか」
”"”"”"”"”"”"
エ:「このたびはお父様が亡くなりご愁傷さまです。そういえば、暮れにお会いした
”"”"”"”"”"”
ときも、体調が悪いとおっしゃっていたので、とても心配しておりました。」
Q.5 秘書が不在のとき、出張先の鈴木課長から電話がありました。
電話の内容は「飛行機の出発が遅れている。空港への到着予定は午後2時なので、
会議時間を遅らせるよう秘書に伝えて欲しい」というものでした。
伝言を受けたAさんは、以下のようなメモを作成し、秘書のBさんに渡しました。
【伝言メモ】
B様
鈴木課長よりお電話があり、以下の伝言を承りました。
飛行機の出発が遅れていて、到着の予定が午後2時頃になるそうです。
そのため、会議の開始時刻を遅らせて欲しいとのこと。
9月22日 9:10 伝言者:A
1)秘書はメモをみて会議の開始を2時15分に延期しました。
しかし鈴木課長は会議の開始時刻に間に合いませんでした。
AさんのBさんへの伝え方に、問題があったようです。
Aさんの伝え方は、何が問題でしょうか?
2)2時5分の時点で、鈴木課長が会社に戻ってきていない際、
まず秘書がとるべき対応として適切なものをア~エの中から選びなさい。
ア:鈴木課長の携帯に連絡して状況を確認する
イ:Aさんに電話内容に間違いがないか確認する
ウ:会議出席のメンバーに、鈴木課長が遅れていることを連絡する
エ:2時15分までに鈴木課長が戻ってくる可能性があるので、
もう10分ほど様子を見る。
以上で問題は終了です!
いかがでしたか?楽々答えられましたか?
こちらの問題は、コミュニケーション検定の問題から抜粋しました。
では、答え合わせをして行きましょう。
回答
Q.1 エ
【解説】
まず、この言葉の問題点はわかりましたか?
「今月1日に新装開店した新しいブティックに、
うちの会社が贈った花輪が飾られていました」
「新装」とは新しい装いという意味であり、その後の言葉「新しい」と重複感があります。
「新しい新曲をお聞き頂きましょう」という言葉も、重複していますね。
言葉の重複は、特に話し言葉の中で多く聞かれます。
大きな問題には発展しないかもしれませんが、
公の場面で話す際は、気をつけたい点の1つでもあります。
*他のア、イ、ウも、あまり適切な表現ではありませんが、
問題文と同じ問題点を持つのはエということです。
Q.2 イ
【解説】
指示通りに仕事を遂行できない場合は、指示を出した上司に対して
1.謝罪
2.状況報告
3.締め切り延長の許可を得ること
この3点を行うことが基本です。
この場合は、
謝罪→許可願い→理由(状況報告)の順で伝えるのが簡潔でわかりやすいです。
しかし・・・本来、予定通りに仕事ができそうにない場合は、
この問題のように課長からの問いかけをきっかけに
締め切り延長を願い出てはまずいですよね。
早めに経過報告をして対応を仰ぐか、許可を得るのがいいでしょう。
Q.3 ウ
【解説】
基本的には立場が下の人、訪問した人から名刺交換します。
しかし、複数で訪問した時は、上司が先に名刺交換をし、
その次に部下が名刺交換を行うのがマナーです。
いろんな方と名刺交換をしますが、「あれれ・・・」と
思うこともしばしば・・・。
名刺交換の仕方で、第一印象も変わってくるでしょうね。
Q.4 ア
【解説】
「それはそうと」は、前の話題がさほど重要ではないので、次の話題に
転換しようとする時に使う接続詞で、このケースでは非常に失礼に当たります。
接続詞1つで、相手に不快感を与えてしまうこともありますから、要注意ですね!
また、接続詞は
プレゼンテーションや人に何か説明をする際、重要なポイントになってきます。
適切に接続詞が使えるかどうかで、わかりやすさに差が出ます。
例えば、「ところが、しかし、だが」は前の話と反対のことを言う時。
「すなわち、つまり」は前のことをまとめたり、説明する時。
「または、あるいは、もしくは」は前のことと並列の話をする時。
など、接続詞を使うことで、わかりやすい話になります。
(逆をいうと接続詞がない、適切ではない話はわかりにくいのです!)
Q.5
1)鈴木課長が乗っている飛行機の
到着予定時刻が午後2時と伝えていない点が問題。
【解説】
報連相の中でも連絡の問題ですね。
連絡は素早く、正確に行うことが求められます。
「到着予定が午後2時」だけでは、
会社に到着なのか、空港に到着なのかわかりませんね。
でもこういうトラブル、よく職場で起こっています。
ちょっとした連絡の漏れが原因で、大きな機会損失を招く恐れがあります。
2)ア
【解説】
まずは鈴木課長の連絡し、現在の状況を確認するのが望ましいです。
どの程度遅れるのか?会議の進行をどのようにするのか?(延期するか、課長欠席で実施か)
鈴木課長に確認がとれた時点で、ウのように出席メンバーに連絡します。
また鈴木課長と連絡がとれない場合は、イのようにAさんの
電話の内容を確認することも有効ですが、このケースのように時間が差し迫っている場合の
優先順序として、アが第一です。
エのように待っていては、15分までに鈴木課長が戻ってこなかった場合、対応が遅れます。
最悪の事態を想定して、早めの対応をして行った方がいいですね!
いかがでしたでしょうか?
満点でしたか??
これらの問題はコミュニケーション検定初級の問題です。
もちろん、いろんな状況、それぞれの関係性がありますから
上記の解答が必ずしも正しいわけではありません。
しかし、こういった問題に取り組んでみることで、
自分自身のコミュニケーション力の現状把握が可能になります。
わかっているようで、わかっていない、
できているようで、できていない、
そんなコミュニケーションの現状把握をしてみませんか?
コミュニケーション検定初級は、
周囲の人々と「話す」こと、「聞く」ことによって
円滑なコミュニケーションをとることができる。
また、社会活動の場面において、
自己の考えを第三者に対して正しく伝達することができる力を習得する事ができます。
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by Musee | 2010.06/01 | コミュニケーション, コミュニケーションコラム, 新着情報
【コラム】1分間コミュニケーション
1分間コミュニケーション
あなた自身、もしくは会社や商品の魅力を
1分で伝えるとしたら…どんな風に伝えますか?
エレベーターが目的の階に着くまでの短い時間で
自分や事業を相手に売り込み、
与えられたチャンスを活かす―これをエレベーター・ピッチといいます。
30秒から1分という短い時間のコミュニケーション。
チャンスをつかむ時間にするのか、
何気なく乗り過ごすのか…あなたならどんな風に時間を使いますか?
エレベーターに乗っていたら、
役員や取引先の方など重要な人物、キーマンが乗り込んで来る。
その短い時間で
約束を取り交わしたり、根回しをしたり、セールスしたり…
海外の映画でこんなシーン、よくありますよね。
これをエレベーター・ピッチといいます。
みなさんは、エレベーターに乗っている間
どんな風に過ごしていますか?
エレベーター・ピッチは、
シリコンバレーが発祥だそうです。
次のGoogleを目指す多くの起業家たちが
日々、プロの投資家たちに自分のビジネスプランをアピールします。
そんな中、
「起業家はエレベーターの中で投資家に会ったら、
自分のビジネスプランを30秒で的確に伝えられなければ未来はない」と言われてきたそうです。
すごい世界ですね。
ここまでの世界ではなくとも、
“短い時間で、自分が言いたいことを相手に的確に伝える”というスキルは
ビジネスパーソンに必要ではないでしょうか。
報連相の研修でも、
「報連相は1分でまとめましょう」という話をよくします。
「ちょっといいですか?」と言い、
その後、10分も20分も相手を拘束してしまうのはNGですよね。
時間がかかる案件は別で時間を取って頂くとして、
日常の中の報連相は、できるだけ短い時間で確実に取って行きたいものです。
1分で話せる文字数は、だいたい300~400字ぐらい。
この文字数で、言いたいことを伝えなくてはなりません。
伝えたいポイントを短時間で伝えることができないと、
せっかくのチャンスを無駄にすることになります。
効果的な伝え方とは?
では、どんな風に伝えたらいいか?
よく使われる手法はPREP話法です。
POINT=ポイント、結論「私が言いたいことは~です」
REASON=理由「なぜならば~」
EXAMPLE=事例、具体例「例えば~」
POINT=ポイント、結論を繰り返す「だから、~なんです」
もちろんPREP話法を使うのは効果的なんですが、
一番お伝えしたいのは伝える情報の優先順位をつけること。
1分でまとめるというのは、あくまでも目安の時間です。
相手にどれぐらいの時間があるかは、話し手にはわかりません。
話し始めたら、急に電話が鳴る、誰かに呼ばれる、来客が来る…
こんな状況ありますよね?
1分でまとめておいても、30秒しか聴いてもらえないこともありますから、
伝える順番を工夫した方がベターです。
その工夫とは、新聞やニュースの原稿の構成がとても参考になります。
新聞やニュースは、
「今日、午後6時頃●●事件が起こりました」…見出し(一番言いたいこと)
「詳しくは~でした」…本記
「~理由(原因)でした」…理由や原因
「明日には~です(現在~しています)」…見通し
「ちなみに~もありました」…エピソード
こんな構成が多いですよね。
新聞やニュース原稿は“逆三角形で書け”と言われているそうです。
逆三角形とは、分量のことではなく
ニュースバリューが大きなものから書くということ。
つまり、伝えなくてはならない
重要なこと、価値あることから伝えるということです。
特にニュースでは、放送時間の都合で
用意した原稿を全て読み切れないこともあるため、
原稿を削ることがあり、その時は、原稿の最後から削るそうです。
見通しやエピソードは
削られる可能性が高い部分なんですね。
この考え方は、ビシネスシーンにおける
1分間コミュニケーションにも応用できます。
自分が伝えたい情報に優先順位をつけ、
途中で、時間がなくなったとしても、
自分が伝えたいことだけは、ちゃんと相手に伝わっている。
1分は短い時間といえば短いのかもしれません、
しかし、伝え方を工夫すれば、伝えたいことが伝わる十分な時間にもなります。
1分間コミュニケーション、ぜひお試しください。
*新聞やニュース原稿の構成は
池上 彰さんの「わかりやすく伝える技術(講談社現代新書)」
から引用させて頂きました。
こちらの本には、池上さんが報道の現場で培った
伝える技術のノウハウが詰まっています。
伝える力を高めたい方には、オススメの一冊です!
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by Musee | 2010.06/01 | コミュニケーションコラム, 伝え方
【コラム】ハートよりもテクニックか?
ハートよりテクニックか?
ある企業様での研修のあと、参加者の1人の方から
こんな質問をされました。
「やはり、テクニックが大事なんでしょうか?」
研修では、
やる気を高める言葉掛けやコミュニケーション
の取り方などをお伝えしていますが、
たまに、先程のような質問を受けることがあります。
みなさんはどう思いますか?
この質問に対して私は、
「はい、テクニックは、もちろん大事ですよ」と答えました。
しかし・・・テクニックだけではダメなんですね・・・。
前職で私は、
厳しい指導をする上司、先輩と思われていました。
泣かせてしまうこともありましたし、
厳しいことばかり言い「辞めたい」と言われることもよくありました。
そんな私のもとに、後輩から一枚の手紙が届きました。
「正直、齋藤さんの指導は、鬼かと思いました。
何度もくじけそうになりました。
“本当に、もういい”・・・
そう自分に言った回数は数え切れません。
しかし、今の自分があるのは、齋藤さんの愛があったからだと思います。
要領が悪く、覚えも悪い。
そんな僕を諦めずに、ここまで指導してくれて、
本当にありがとうございました。
感謝しても、しきれないぐらいに感謝しています。」
後輩の了承を得て掲載していますが、
この手紙の文面から、
相当、厳しかった・・・というのが伺えるでしょう。
「鬼」なんて言われたのは初めてでしたが、
率直にそう感じていたんだと思います。
部下指導に、“愛”なんて言葉を使うと、
安っぽい、あるいは重く感じられるかもしれません。
しかし、忘れてはならないのは、
“テクニックよりもハート”であるということ。
どんな言葉で伝えるか、ということも大切ですが、
それ以上に、どんな想いで伝えるか、ということの方が大切です。
想いがあるからこそ、相手の心を動かすことができると私は思います。
想いはからっぽで、テクニックだけ関わっても
相手に、簡単に見透かされます。
見透かされるどころか、関係性を壊し、
相手を傷つけてしまうかもしれません。
どういう想いで使うのか
テクニックは道具と同じです。
例えば、ナイフという道具―料理を作って、
愛する人を元気にしたい人は、
美味しい料理を作ろうとナイフを使うでしょう。
しかし、憎しみ、怒り、嫉妬で心が一杯に
なっている人にナイフを渡したら、
人を傷つけてしまうかもしれません。
つまり、道具というのは、
どのような想いで、使うかによって、結果が変わって来ます。
ですから、テクニックを使う前に、
どういう想いで道具を使うのか考えて頂きたいのです。
この順番を間違えてはいけません!!!
多少、言葉が足りなくても・・・
テクニックが使えなくても・・・
上手に伝えられなくても・・・
そこに想いがあれば、必ず伝わります。
テクニックを身につけることも、もちろん大切です。
テクニックを身につけることで、
うまくコミュニケーションが取れるようになり、
周囲との関係性もよくなっていくきっかけになることもあるでしょう。
そして、形だけは上手く行っているような感覚に襲われます。
しかし、小手先のテクニックだけに頼らないで欲しんです。
テクニックだけでなく、ハートがそこにあることで、
思わぬ感動、喜びが生まれ、強い関係性が築かれるのではないでしょうか。
質問・お問い合わせはこちらまで
by Musee | 2010.06/01 | コミュニケーション, コミュニケーションコラム