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【コラム】叱り言葉バリエーション

叱り言葉バリエーション

今、書いている2冊目の本は“叱り言葉”のフレーズ集。

やっと、2/3書き終わりました。

なぜ、叱り言葉のフレーズ集を書こうと思ったかというと・・・

上手に叱れない原因が、言葉にあると思ったからです。

上手に叱れないのは、心の問題でもあります。

叱る側の恐れ、罪悪感、無関心さがあると、
叱ろうと思っても、うまく行かないことが多いです。

しかし、心の問題だけではないんですね。

もう1つの問題は、

叱る言葉のボキャブラリーが少ないことにあります。

ボキャブラリーが少ないと、

 適切な言葉がでてこない、
 言葉につまる、
 しどろもどろになる、
 強引になってしまう、
 ドキドキ、もじもじしてしまう

 …叱った後、気まずいんです。

恐れや、罪悪感は、

自分の言葉によって、

相手を傷つけてしまうんじゃないか、
それによって、嫌われてしまうんじゃないか

という想いから生まれます。
 
 
しかし、

自分が発する言葉が、

相手を傷つけるものではなく、
励まし、勇気づけるような言葉だったら…

叱ることに恐れや罪悪感を感じることもなくなると思うのです。

「こんな時には、こんな言葉で叱る」という叱り言葉を知っているだけで、
気持ちは楽になれ、叱ることにも自信が持てます。

今回の本では100以上の叱り言葉を載せる予定です。

こんなに叱り言葉ってあったんだ!と、
自分でも発見がたくさんありました。

今日は、その中でも、
私のお気に入り叱り言葉を少しご紹介します!

●かつての先輩、年上部下を叱る

 「○○さんには、皆の憧れの存在でいて欲しいんです!」

 
 かつての先輩、年上部下って、叱りにくい相手ですよね。
 恐らく、「叱ろう!叱らなきゃ!」と思うから、
 余計にうまく行かないと思うんです。

 叱る際、問題行動を指摘するだけでなく

 相手にどういう存在、役割でいて欲しいのかを
 
 率直に伝えると効果的です。

 憧れの存在、見守る存在、後輩たちを育てる役割など
 どういう立ち振る舞いをすればいいのかを伝えます。

 年上部下さんも、年下上司のもと、
 どう立ち振る舞っていいか戸惑っていると思うんです。

 しかし、経験、知恵が豊富な方々だからこそできることがあります。
 それを活かすように導いてあげてください。

●万能!叱り言葉

 「あなた…とてももったいないよね」

 原則、「叱る」とは

 “ダメだから叱る”のではなく、
 “能力がある、可能性があるからこそ叱る”というスタンスが大切
です。
  
  叱る側の気持ち、姿勢は言葉に表れます。

 能力があるからこそ叱るとは、

 「あなたには能力があるのに、
  それが活かされていない。発揮できていない」

 という意味合いが相手に伝わらなくてはいけません。

 それを表す叱り言葉が

 「もったいない」です。

 他にも、

 「あなたの努力(頑張り)が、ムダになっちゃう…だから~しよう」

 というのも効果的。

 これらの言葉は、勢いよく叱らず、
 つぶやき系の方が伝わります。

●叱らなくっても叱った効果がある物語話法
 叱ることが苦手な方にオススメです!

 ダイレクトに叱れないなら、物語を通して叱ります。

 例えば…

 結果がでない部下に対して、
 「何やってるんだ!」「結果出せよ!」ではなく、

 「昔、結果がでなくって、すごく悩んだことがあったんだ…」

 とあなたの経験談を話します。

 その経験話の中に「行動すれば必ず実る」、「ピンチはチャンス」など、
 相手に伝えたいメッセージを込めます。

 経験談は、相手に強要するものではありません、
 あくまでもあなたの経験、物語なので、抵抗感がなく、相手も聴く耳を持ってくれます。
 他にも、

 相手に伝えたいメッセージを、
 相手とはまったく関係のない人の話(物語)の中に埋め込んで話をします。

 例えば、仕事はできるが協調性がないん部下に場合、
 「もっと皆と協力しあって仕事をしなさい!」と言うのではなく、

 「昔、協調性のない部下がいてね。能力はある部下だったんだけど、
  そのせいで正しく評価されなかったんだ」

 という具合に暗に示します。
 
 相手のことを直接触れないので、抵抗感がありません。

 
 物語を使って叱るのは、

 “あらためて”の場所よりも、
 休憩中や飲み会など仕事とは少し離れた場所で、自然に話すといいですね。
 

こんな感じで、叱り言葉のバリーションをたくさん書いています。

 
 他にも

 ・自分よりも経験豊富な部下を叱る
 ・異性への叱り方
 ・叱りにくい相手を叱る
 ・反発された時の切り返し法
 ・上司を叱る

 など、多くの方が悩まれている
 シーンや相手別の叱り言葉を紹介しています。

言葉が変わると、心が変わります、

心が変わると、行動が変わります。

そして、自分の行動が変わると自然と相手も変わります。

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by Musee | 2010.05/01 | コミュニケーションコラム, 叱り方


【コラム】怒りの感情をコントロールする

怒りの感情をコントロールする

部下を叱ろうと思うと
カッとなり、怒りの感情が出てしまうことはありませんか?

どうしたら怒りの感情がコントロールできるのでしょう?

コーチングに出会う前の
私と部下の会話です。

  部下が遅刻。

  部下「すみませ~ん」

  私「いったい、何時だと思ってんの?!(怒)

    遅刻するとみんなに迷惑かけるでしょ!!(怒)

    何度言ったらわかるの?!(怒)

    やる気ないの?!(怒)

    もう二度としないでよ!(怒)」

「怒」マークがいっぱいの会話ばかりしていました。

もちろん、私が怒った後は
「すみません・・・」と部下はしょんぼり。

当然ですよね、こんなに怒られたら・・・。

怒りは自動反応

遅刻→怒り

自動反応です。

無意識なんです。

それで、あとで
「ちょっと厳しく言いすぎたかな・・・」と後悔。
こんなことがよくありました。

コーチングを学び始めて

コーチングとは
「対応するコミュニケーション」ということを学びました。

「対応するコミュニケーション」

私がしていたのは

「反応のコミュニケーション」

「遅刻をした」ということに対して
瞬間的に、「怒り」の反応しているコミュニケーションです。

行動の理由を知る

では、「対応するコミュニケーション」をするには
どうしたらいいのか?

方法はいくつかありますが
その1つをご紹介します。

「人の行動には理由がある」のです。
ポジティブな行動もネガティブな行動にも。

例えば
ダイエットする!という理由

 
キレイになりたいから!

モテたいから!

好きな人を振り向かせたいから!

着たい洋服があるから!

脱!メタボしたいから!

理由は、それぞれありますよね。

ダイエットしたいけど、続かない・・・という理由

甘いものを食べるとストレス発散できる・・・。

食事に誘われると断れない・・・。

ダイエットしてることを恥ずかしくて人に言えない・・・。

付き合いが悪い人と思われたくない・・・。

実は、変わりたいとは思っていない・・・。

これもまた
人それぞれ理由があります。

「行動」には、何かしらの理由があるのです。
そして、その「行動」から
私たちは得ているものがあります。

何か得るから
その「行動」をする。

病気になることすら
理由がある!という説がありますから。

そう言えば、

幼い頃、マラソン大会とか、学校の嫌な行事とかになると
私、よく熱出してました。

恐らく、「マラソン大会に出たくない」という
気持ちがあったんでしょうね。

だから、熱を出してまでも
学校を休むように自ら身体に働きかけていた、ということです。

実は、遅刻した部下にも
何かしらの理由があるのです。

「どうして遅刻したんだろう?」

「遅刻する理由が、何かあるのかな?」

「何か問題を抱えているのかな?」

って、相手が起こした行動に対して
「理由が何かあったんだ」という視点で見ると
怒りの感情ではなく対応のコミュニケーションとして
理由を聞く「質問」が出てくるのです。

その「理由」を聞いて初めて
相手と一緒に考え、前向きで、建設的な話ができるようになります。

私の部下が遅刻をしてしまう

本当の理由は・・・
「職場内の人間関係に悩んでいた」ということでした。

人間関係がうまくいかなくて、出社しようとすると
身体が重くて、行く気になれない・・・

でも、行かなくちゃ・・・

そんな葛藤をしていたら
時間が経ってしまい、遅刻が続いてしまった。。。ということだったんです。

 
遅刻をすることで
自分の気持ちを整理する時間につかっていたのかもしれませんし、

私へのS.O.Sだったのかもしれません。

悩んでいることに
気付くことができなかった私もいけないのですが、
「理由」を聴かなければ、もしかしたら
この部下は辞めてしまっていたかもしれません。

聴くことができたから
サポートができたのです。

もちろん、問題解決できたら遅刻はなくなりました。

感情のコントロールは
反応のコミュニケーションから
対応のコミュニケーションに変えることです。

対応のコミュニケーションをする為に
「相手がその行動をした理由」に目を向けて、聴いてみてください。

  

  

by Musee | 2009.10/01 | コミュニケーションコラム, 叱り方


【コラム】基本の叱り方4ステップ

基本の叱り方4ステップ

叱るとは、叱った後、
部下のやる気が高まっていなければなりません。

部下のやる気を高める叱り方にはコツがあります。

ステップ1.事実ベースで話す

  いきなり、「ちゃんと報告しろよ!」
  「遅刻するな!」というような要求を突きつけてはいけません。

  まずは、「報告がなかったね」、「今日、遅刻したね」という
  現状や相手の行動を事実ベースで話し、
  現状や行動の確認をし、相手と合意を取るところから始めます。

  注意点は、主観を入れないということ。

 「遅刻なんて、やる気がないのか?」というような、
  主観を入れて伝えると、相手のの行動や現状を責めているような
  印象を与え、心を閉ざしてしまいます。

  

ステップ2.感情を言葉で伝える

  あなたが今、どう感じているのか?感情を伝えて下さい。

  例えば、遅刻を叱る場合、「今日、遅刻をしましたね(事実)、
  「連絡もなかったから、すごく心配したぞ(感情)」のように伝えます。

  怒りというのは、表面的な感情です。
  怒りの奥には、悲しい、寂しい、落胆など
  本当に感じている感情があるはずです。

  感情に流されるまま、怒りをぶつけてしまうのは、
  本当に感じている感情を自分自身が受け止めていないからなのです。

  怒りが込み上げてきたら、
  今、自分が感じている本当の感情は何かな?と
  自分の心の問いかけてみてください。
  怒りの感情がクールダウンし冷静に伝えられます。

  そして
  あなたの感情を伝えることで、
  相手は、あなたの話を聞きれ易くなります。

ステップ3.望ましい行動を具体的に伝える

 
  改善して欲しい行動、望ましい行動を具体的に伝えます。

  「ちゃんとやってね」、「しっかりしろよ」では、
  どんな行動をすべきなのか伝わりません。

  叱るとは、意識の改革ではなく、行動の改革をすることです。
  目に見える形、具体的な行動を伝えましょう。

  もちろん、理由も加えてです。

  そして、伝え方のポイントは2つ。

  1つ目は短く、的を絞って伝えること。
  遠まわしに、まどろっこしく伝えるのではなく、
  改善して欲しい行動、望ましい行動を率直に伝えます。

  恐れ、罪悪感を持っていると
  ついつい、前置きが長くなったり、
  遠回しな伝え方になりがちです。

  ここでちゃんと伝えなければ
  「何を改善したらいいのか?」ということが伝わらず
  結局、何も変わらないということになりかねません。

 
  2つ目は、否定形ではなく、肯定形で伝えること。

  「~しないように、~はやめろ」などの、否定形ではなく、
  「~して欲しい、~に変えて欲しい」のように肯定形で伝えて下さい。

  例えば、「期限を忘れるな!」と注意をしても、
  相手の脳には「忘れるな」という否定形の言葉は認識せず、
  「期限を忘れる」イメージが浮かび、忘れるということが強化され逆効果になります。

  「期限内に提出しよう」というような肯定形で伝えましょう。

ステップ4.メリット、影響を伝える

  要求ばかりでは、人は動きません。
  その後、「やってみよう!行動してみよう!」という気持ちにさせるには、
  望ましい行動をした場合のメリットを感じた時です。

  メリットと言っても、金銭的な報酬のことだけではありません。

  “自己成長の機会になる”、“誰かに喜ばれる”、“周囲に貢献できる”など
   の心理的報酬も指します。

  自分が変化することで得られるメリットや、
  周囲に与えるプラスの影響、成長したイメージが描ければ
  部下のやる気は高まり、望ましい行動への後押しになります。

叱り上手は、基本を押さえなら叱っています、
あなたも4ステップを押さえて
今日から叱り上手に!

by Musee | 2009.10/01 | コミュニケーションコラム, 叱り方