職場内コミュニケーション調査2013

高圧的、嫌がらせ、脅し!4人に1人はパワハラを受けた経験アリと回答!上司の指導力の未熟さが原因か。61.9%の部下が「私の上司は叱り下手」と回答。

企業向けコミュニケーション研修による人材育成を手がける株式会社ミュゼ(愛知県名古屋市・代表取締役 齋藤直美)は、「職場内コミュニケーション調査アンケート2013」の結果を発表した。それによると、25.8%が職場でパワハラを受けた経験があると回答している。パワハラの主なものは高圧的、嫌がらせ、脅しであった。

調査要綱

 職場で、どのようなコミュニケーションのトラブルやミスが起こっているのか、 職場内コミュニケーションの
現状とその原因はどこにあるのかのアンケート調査を実施。主に職場内のコミュニケーション状況、
上司、部下との関係性、上司の指導などついて35項目の質問を行った。

 ■調査期間  2013年11月1日~11月30日
 ■調査方法  WEB上のアンケートフォームからの入力回答形式
 ■回答者数  ビジネスパーソン190名          
  ・男性101名、女性87名(未回答2名)          
  ・上司100名、部下90名

調査結果(一部)

▽25.8%が職場でパワハラを受けた経験アリ。

▽パワハラだと感じた具体的経験。
  1位…高圧的・感情的   
  2位…嫌がらせ   
  3位…脅し

▽37%の上司は叱って気まずくなった経験アリ。
  気まずくなった叱り方トップ3   
  1位…感情的に叱った時   
  2位…かなりきつく叱った時   
  3位…叱った意図が伝わらなかった時

▽79%の上司は叱ることに「躊躇した経験アリ」と回答
 躊躇する理由トップ3
  1位…人間関係を悪化させたくない   
  2位…相手に嫌われることを気にする(遠慮)   
  3位…効果的な叱り方を考えてしまう

▽79%の上司は「自分は叱り下手」と回答。

▽70%の上司が叱りにくいと感じる相手がいると回答。
  叱りにくい部下トップ3   
  1位…反論してくる(自己主張が強い)   
  2位…すぐに落ち込む(悲観的)  
  3位…年上、経験豊富

▽61.9%の部下は「自分の上司は叱り下手」と回答。
  叱るのが下手な上司トップ3
  1位…感情的な叱り方   
  2位…叱るより怒る
  3位…はっきり言わない 
 
  叱るのが上手い上司トップ3
  1位…叱り方が的確・具体的   
  2位…感情的ではない、冷静   
  3位…的確なアドバイス

総括

驚くべきことに4人1人(25.8%)が職場でパワハラを受けた経験があるという回答が出た。
パワハラ経験の主なものは、指導や指示の際、高圧的(感情的)な言動、そして精神的な嫌がらせ、
給与や人事を引き合いにする脅し
が多く挙げられた。

 “上司は叱り上手か?”の質問に対し、61.9%は叱り下手と回答している。
その中に、感情的な叱り方、叱るより怒る(自己中心的な言動)などが多く挙がっており、
上司の叱り方、指導の仕方の未熟さがパワハラの原因
になっているケースが多いと思われる。

 また、上司自身に“叱り上手か?”問いてみると、79%は叱り下手と自覚している
同じく79%は叱ることに躊躇を感じている。実際に、3人に1人(37%)は叱って気まずくなった経験もしている。
気まずくなった叱り方は、感情的に叱った時、きつく叱った時が多く挙げられた。
これらの事からも、上司の叱り方の未熟さ(感情のコントロール、伝え方)がパワハラの原因の1つと考えられる。

 さらに“悩み、不満、問題を上司や会社に相談しやすいか?“の問いに対しては、
38.1%が相談しやすくないと回答しており、パワハラなどの問題が起こった際、問題が表面化されにくいことが心配される。

 風通しの良い職場作りが早期パワハラ発見、対応に必要と考えられる。風通しの良い職場を作るためには、
上司、部下とのコミュニケーションが重要であるが、39%の部下は上司とのコミュニケーションが不足と感じている。
また上司に話を聴いてもらう時間についても44.5%は足りていない
と感じている。

 上司の指導力、叱り方のテクニックを高めると同時に、日常のコミュニケーションの量、質の改善、
上司部下との信頼関係構築がパワハラ防止の近道
であると考える。