【コラム】怒りの感情をコントロールする
怒りの感情をコントロールする
部下を叱ろうと思うと
カッとなり、怒りの感情が出てしまうことはありませんか?
どうしたら怒りの感情がコントロールできるのでしょう?
コーチングに出会う前の
私と部下の会話です。
部下が遅刻。
部下「すみませ~ん」
私「いったい、何時だと思ってんの?!(怒)
遅刻するとみんなに迷惑かけるでしょ!!(怒)
何度言ったらわかるの?!(怒)
やる気ないの?!(怒)
もう二度としないでよ!(怒)」
「怒」マークがいっぱいの会話ばかりしていました。
もちろん、私が怒った後は
「すみません・・・」と部下はしょんぼり。
当然ですよね、こんなに怒られたら・・・。
怒りは自動反応
遅刻→怒り
自動反応です。
無意識なんです。
それで、あとで
「ちょっと厳しく言いすぎたかな・・・」と後悔。
こんなことがよくありました。
コーチングを学び始めて
コーチングとは
「対応するコミュニケーション」ということを学びました。
「対応するコミュニケーション」
私がしていたのは
「反応のコミュニケーション」
「遅刻をした」ということに対して
瞬間的に、「怒り」の反応しているコミュニケーションです。
行動の理由を知る
では、「対応するコミュニケーション」をするには
どうしたらいいのか?
方法はいくつかありますが
その1つをご紹介します。
「人の行動には理由がある」のです。
ポジティブな行動もネガティブな行動にも。
例えば
ダイエットする!という理由
キレイになりたいから!
モテたいから!
好きな人を振り向かせたいから!
着たい洋服があるから!
脱!メタボしたいから!
理由は、それぞれありますよね。
ダイエットしたいけど、続かない・・・という理由
甘いものを食べるとストレス発散できる・・・。
食事に誘われると断れない・・・。
ダイエットしてることを恥ずかしくて人に言えない・・・。
付き合いが悪い人と思われたくない・・・。
実は、変わりたいとは思っていない・・・。
これもまた
人それぞれ理由があります。
「行動」には、何かしらの理由があるのです。
そして、その「行動」から
私たちは得ているものがあります。
何か得るから
その「行動」をする。
病気になることすら
理由がある!という説がありますから。
そう言えば、
幼い頃、マラソン大会とか、学校の嫌な行事とかになると
私、よく熱出してました。
恐らく、「マラソン大会に出たくない」という
気持ちがあったんでしょうね。
だから、熱を出してまでも
学校を休むように自ら身体に働きかけていた、ということです。
実は、遅刻した部下にも
何かしらの理由があるのです。
「どうして遅刻したんだろう?」
「遅刻する理由が、何かあるのかな?」
「何か問題を抱えているのかな?」
って、相手が起こした行動に対して
「理由が何かあったんだ」という視点で見ると
怒りの感情ではなく対応のコミュニケーションとして
理由を聞く「質問」が出てくるのです。
その「理由」を聞いて初めて
相手と一緒に考え、前向きで、建設的な話ができるようになります。
私の部下が遅刻をしてしまう
本当の理由は・・・
「職場内の人間関係に悩んでいた」ということでした。
人間関係がうまくいかなくて、出社しようとすると
身体が重くて、行く気になれない・・・
でも、行かなくちゃ・・・
そんな葛藤をしていたら
時間が経ってしまい、遅刻が続いてしまった。。。ということだったんです。
遅刻をすることで
自分の気持ちを整理する時間につかっていたのかもしれませんし、
私へのS.O.Sだったのかもしれません。
悩んでいることに
気付くことができなかった私もいけないのですが、
「理由」を聴かなければ、もしかしたら
この部下は辞めてしまっていたかもしれません。
聴くことができたから
サポートができたのです。
もちろん、問題解決できたら遅刻はなくなりました。
感情のコントロールは
反応のコミュニケーションから
対応のコミュニケーションに変えることです。
対応のコミュニケーションをする為に
「相手がその行動をした理由」に目を向けて、聴いてみてください。
by Musee | 2009.10/01 | コミュニケーションコラム, 叱り方
【コラム】基本の叱り方4ステップ
基本の叱り方4ステップ
叱るとは、叱った後、
部下のやる気が高まっていなければなりません。
部下のやる気を高める叱り方にはコツがあります。
ステップ1.事実ベースで話す
いきなり、「ちゃんと報告しろよ!」
「遅刻するな!」というような要求を突きつけてはいけません。
まずは、「報告がなかったね」、「今日、遅刻したね」という
現状や相手の行動を事実ベースで話し、
現状や行動の確認をし、相手と合意を取るところから始めます。
注意点は、主観を入れないということ。
「遅刻なんて、やる気がないのか?」というような、
主観を入れて伝えると、相手のの行動や現状を責めているような
印象を与え、心を閉ざしてしまいます。
ステップ2.感情を言葉で伝える
あなたが今、どう感じているのか?感情を伝えて下さい。
例えば、遅刻を叱る場合、「今日、遅刻をしましたね(事実)、
「連絡もなかったから、すごく心配したぞ(感情)」のように伝えます。
怒りというのは、表面的な感情です。
怒りの奥には、悲しい、寂しい、落胆など
本当に感じている感情があるはずです。
感情に流されるまま、怒りをぶつけてしまうのは、
本当に感じている感情を自分自身が受け止めていないからなのです。
怒りが込み上げてきたら、
今、自分が感じている本当の感情は何かな?と
自分の心の問いかけてみてください。
怒りの感情がクールダウンし冷静に伝えられます。
そして
あなたの感情を伝えることで、
相手は、あなたの話を聞きれ易くなります。
ステップ3.望ましい行動を具体的に伝える
改善して欲しい行動、望ましい行動を具体的に伝えます。
「ちゃんとやってね」、「しっかりしろよ」では、
どんな行動をすべきなのか伝わりません。
叱るとは、意識の改革ではなく、行動の改革をすることです。
目に見える形、具体的な行動を伝えましょう。
もちろん、理由も加えてです。
そして、伝え方のポイントは2つ。
1つ目は短く、的を絞って伝えること。
遠まわしに、まどろっこしく伝えるのではなく、
改善して欲しい行動、望ましい行動を率直に伝えます。
恐れ、罪悪感を持っていると
ついつい、前置きが長くなったり、
遠回しな伝え方になりがちです。
ここでちゃんと伝えなければ
「何を改善したらいいのか?」ということが伝わらず
結局、何も変わらないということになりかねません。
2つ目は、否定形ではなく、肯定形で伝えること。
「~しないように、~はやめろ」などの、否定形ではなく、
「~して欲しい、~に変えて欲しい」のように肯定形で伝えて下さい。
例えば、「期限を忘れるな!」と注意をしても、
相手の脳には「忘れるな」という否定形の言葉は認識せず、
「期限を忘れる」イメージが浮かび、忘れるということが強化され逆効果になります。
「期限内に提出しよう」というような肯定形で伝えましょう。
ステップ4.メリット、影響を伝える
要求ばかりでは、人は動きません。
その後、「やってみよう!行動してみよう!」という気持ちにさせるには、
望ましい行動をした場合のメリットを感じた時です。
メリットと言っても、金銭的な報酬のことだけではありません。
“自己成長の機会になる”、“誰かに喜ばれる”、“周囲に貢献できる”など
の心理的報酬も指します。
自分が変化することで得られるメリットや、
周囲に与えるプラスの影響、成長したイメージが描ければ
部下のやる気は高まり、望ましい行動への後押しになります。
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by Musee | 2009.10/01 | コミュニケーションコラム, 叱り方
静岡ビジネスマン気楽勉強会様セミナー
デキる上司はやっている部下を劇的に伸ばす褒め方、叱り方セミナー
9月25日静岡ビジネスマン気楽勉強会様にて
“デキる上司はやっている
部下を劇的に伸ばす褒め方、叱り方セミナー”をさせていただきました。
by Musee | 2009.09/25 | 研修実績
