その悩みの多くが、部下への指導方法とコミュニケーションの取り方です。
例えば
などの悩みを抱えているのです。
しかし、部下の指導方法、コミュニケーションの取り方は上司任せで、1人で悩み、模索しているのが現状です。
弊社が行った調査によると、92.5%のビジネスパーソンが、上司と部下との関係性が、部下のやる気や業績に影響すると回答しています。
その関係性は、日々、上司と部下との間で交わされている会話、コミュニケーションによって築かれて行きます。
特に、
の2つが重要なポイントとなってきます。
部下を思い通りに動かそうと、あらゆるテクニックを学んでも、思うような効果が得られないことがあります。
なぜならば、人には感情があるからです。
抱く感情によって、起こす行動が変わると言っても良いでしょう。
感情には様々なものがありますが、大きくわけると「快」の感情と「不快」の感情にわけられます。快の感情とは“好き、楽しい、心地よい”などの感情、不快とは“嫌い、つまらない、居心地悪い”などの感情です。
たとえば、やりたかった仕事を任され、喜びややりがいを感じている時、どんな行動になるでしょう?
間違いなく、自ら積極的に行動を起こすでしょう。
逆に、信頼していない上司に怒られイヤな気持ちになった時、どんな行動になるでしょう?
恐らく積極的な行動は起きないでしょう。たとえ行動を起こしたとしても成果は低くなるでしょう。
ですから、テクニックを駆使して、正しいことを伝えても、部下が快感情を抱かなければ良い行動は期待できません。
部下との信頼関係構築、そして快感情をもたらす為の究極のコミュニケーション方法があります。
常に怒られてばかりの上司、常に褒めてくれる上司、部下はどちらの上司を好むでしょう?
恐らく、褒めてくれる上司の方を好み、良い印象を持つでしょう。自分を認めてくれている、褒めてくれる人のことを悪く思うはずがありません。つまり、褒めるコミュニケーションは、部下との信頼関係を築くベースといえます。
一度、部下と強固な信頼関係を築けば、
部下は思うように動いてくれます。
そして、人はみな、認められたい、褒められたい欲求があります。認められ、褒められることで欲求が満たされ、快の感情が生まれます。そして、快の感情が生まれれば、自ら積極的な行動を起こしはじめます。
快の感情が生まれる行動は、またその行動を繰り返し、継続的に望ましい行動をし続けるのです。
褒められたいけど、なかなかほめられない現実があります。
94%の方が褒められたいと回答しているのに、実際によく褒められている人は、15.7%しかいません。
実際、上司は部下を褒めていないのでしょうか?
アンケートによると、87%の上司は部下を褒めていると回答しました。
しかし、褒められたと感じている部下は59.6%です。
部下を褒めてやる気を高めようと思っていても、効果的に褒め言葉を伝えられていないのです。
もっと効果的にほめることができれば、部下と良好な関係性を築き、部下のパフォーマンスの向上、業績アップに繋げることができるのです。
しかし、ほめるだけでは大きな成長をさせることができません。
部下の成長を促す指導、つまり、然るべき時に叱る指導が必要なのです。
部下の成長を促すには、適切に指導をして行く必要があります。
然るべき時に部下を叱り、望ましい方向へ促して行かなければなりません。
しかし、叱ることに恐れや苦手意識を抱いている上司が多いのです。
68.9%もの上司が、うまく叱れない経験をしています。その具体的な内容は、叱ることへの躊躇、不安からうまく伝えられない、と言ったことです。また、叱り方を知らない為に感情的な伝え方になってしまったり、意図が伝わらないなどの失敗をしている上司が多いようです。
失敗が「ない」と回答している31.2%も、自覚がないだけで、実は部下は不快な思いや、不満を抱いている可能性も考えられます。
部下から指摘されることは少ないと思われるので、実際、失敗をしているのは、もっと多いと推測できます。
さらに、全体の74.6%が叱られてやる気がなくなった、イヤな思いをした経験があると回答しています。その具体的な経験として、一番多いのは、“一方的、押し付け、理不尽、言い分を聞いてくれない”、次いで、“人格を否定された、罵倒された、人間性を決めつけられる”叱り方です。
逆に言えば、これらは叱る際にやってしまいがちな失敗とも言えるでしょう。
効果的に褒められない、叱れない上司が多くいるにも関わらず、上司がコミュニケーションや褒め方、叱り方を会社で学ぶ機会はあまり多くはありません。
一番多い学び方は、市販の書籍・雑誌などの独学です。独学は知識や情報は入ってきていても、“できる”、“身についている”とは言い切れません。また、上司、先輩から学ぶという方法も、その上司、先輩のやり方が必ずしも効果的とは言えませんし、体系立てて学んでいないため、習得にムラがあると言えるでしょう。
会社で学んだことがある人は、褒め方は23.4%、叱り方は14.3%しかありません。さらに、叱り方においては、41.6%がまった く学んだことがない状況です。
褒めているつもりで、部下には伝わっていない。恐れ、罪悪感、不安からうまく叱れない、躊躇してしまう―という問題は、上司への教育不足が原因なのです。
褒められない、叱れないリーダー、マネージャーは組織のパフォーマンスを下げる原因の1つです。
褒めているつもりだけど、効果的に褒められない、叱りたいけどうまく叱れない、自信がない上司が増えつつあります。大半が我流や独学のため失敗してしまい、その失敗が、部下育成への不安、躊躇、自信喪失に繋がっています。そして、効果的に指導できないことは、部下のパフォーマンス低下、定着率の悪化、業績不振など大きな損失をもたらす可能性もあります。この研修では、部下のパフォーマンスを高め、業績アップさせる指導方法や褒め方、叱り方を、理論と実習を踏まえ効果的に学べます。
研修対象 | 新任リーダー、マネージャー、管理職の方 部下のパフォーマンスを高めたいリーダー、マネージャー、管理職の方 リーダー、マネージャー、管理職のレベルアップをしたい企業様 |
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講師紹介 | ![]() 会社に勤めながら会社設立に参画、インプロ、コーチング、NLPを融合したオリジナルの研修メニュー『ポジティブ・コミュニケーション』を柱にコミュニケーション力アップを通じて、人財育成や組織活性化のサポートをする 2007年. シダックス・コミュニティー株式会社退社 退社後、セミナー、研修活動を本格的に始動 2009年. 日本実業出版社より「ほめる・しかる」で部下を劇的に伸ばす!「20代男子」戦力化マニュアル出版、出版後、同テーマで雑誌取材、執筆、講演活動を積極的に行う。 |
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受講人数 | 20名前後 | 研修時間 | 1日コース(6時間) |
研修内容 |
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