【コラム】勝ちパターンを知る

勝ちパターンを知る

失敗した時、うまく行かなかった時、
「なぜ失敗したのか?」
「どうしたらうまく行くのか?」と
原因追求したり、対応策を考えますよね。


でも、
失敗やうまく行かないことばかり
振り返っていてはダメなんです。


うまく行った時こそ、
振り返ることが大事なんです。

意識化する

昔の上司によくされた質問があります。


その質問とは
「うまく行った理由はなんだ?」


一番最初にこの質問をされた時、
ちゃんと答えられませんでした。


なぜなら、それまでの私は
「なぜうまく行ったのか?」と
振り返って考えたことなどなかったからです。


振り返って考えるのは
失敗した時や、うまく行かなかった時。


原因を把握し次の対応策を考えることはしていましたが、
うまく行った時に、
振り返って考えていたことなどありません。


心の中で私は


「なんでそんなこと聞くんだろう・・・
 うまく行ったんだから別にいいじゃない」と思っていました。


「うまく行った理由って言われても・・・
 よくわかりません。別に普通にやりましたけど・・・」と答えると


「思い出して考えろ。
 必ずうまく行った理由があるはずだ!
 理由がないのにうまくいくわけがない。
 何をしたらうまく行ったんだ?」と、またしつこく聞いてきます。


「・・・(そんなこと言われても、わからないよ・・・)」


黙り込んだ私に上司は続けてこういいました。


「うまく行った理由をちゃんとわかっていないと、
 また、同じような良い結果を出せないぞ」と。


そう、上司の質問は私のうまく行った経験から
私の勝ち(成功)パターンを意識化しようとしてくれていた質問だったんです。


どんな人にも、必ず自分の“勝ちパターン”があります。


勝ちパターンとは
うまく行っている時の特徴、型のこと。


それは、手段だけでなく
うまく行っている時の
姿勢、思考、感情、呼吸、動き、口癖、語気、感覚
など、
あらゆるものがあります。


勝ちパターンは、過去の経験から作りだされたもの。
今までのうまく行った経験の積み重ねが
勝ちパターンを作ります。


 
なので、うまく行っている時、私たちは
無意識に勝ちパターンでやっていることが多いのです。
もちろん、この逆もあります。
うまく行かない時は、無意識に
負けパターンでやってしまっています。


問題なのは
普段の私たちは無意識に支配され、
勝ちパターンも、負けパターンも
ほぼ無意識に、無自覚でやっているということ。


もし、勝ちパターンを
意図的に、コントロールできるとしたら・・・
良い結果、成功の確率が高くすることができます。


その為には


「無意識」を


「意識化」することです。



無意識にやっていることを意識化できると
勝ちパターンを再現できるようになります。


自分の意思で再現できるということは
コントロールできている状態です。


誰にでも必ず、良い結果をもたらす勝ちパターンがあります。
「そんなのない!」と思われるかもしれませんが、
普段、無意識、無自覚なので
気づけない、わからないのは仕方がないのかもしれません。


でも、
みなさんにも必ずあります、
良い結果をもたらす勝ちパターンが。


無意識を意識化するためには
うまく行った時、うまく行っている時こそ
自分をよく観察することです。


自分の
姿勢、思考、感情、呼吸、動き、口癖、語気、感覚など
いろんな角度から
自分をみて、感じて、捉えてみてください。
必ず勝ちパターンがそこにあるはず。


最近気づいた、研修や講演での私の勝ちパターン。
 ・呼吸が深い
 ・重心が下に行っている(床と繋がってる感じ)
 ・目線がゆっくり
 ・場を包む感覚
 ・楽しさを感じている
こういう時、うまく話せるんです。
「緊張しちゃダメ!」と言い聞かせると、
負けパターンに入ります。


最近は、話す前に勝ちパターンを意識的にやるようにしています。


人前で話す勝ちパターン
アイデアを生み出す時の勝ちパターン
交渉の勝ちパターン
営業の勝ちパターン

 
いろんなシーンでの勝ちパターンがあります、
それぞれのシーンの勝ちパターン見つけてみて下さい。
意図的に
良い結果、成功の確率が高くすることが可能になります。




質問・お問い合わせはこちらまで